情報化社会と市民2025前期03見たいものだけ見る私(+認知バイアス+うわさ+感情メディア政治)

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新自由主義=惨事便乗型資本主義


第2章 見たいものだけ見る私たち

■認知の癖


①情報過多タイプ
確証バイアス(見たいものを見て、信じたいものを信じる)
バックファイアー効果(自分の世界観に合わない情報にで出会ったとき、それを無視するだけでなく、自分の世界観にさらに固執するようになるという逆効果)
認知的不協和(自分の信念と矛盾する事実に出会ったとき不快感を覚えて、事実に対する認識をねじ曲げてしまう)

②意味不足タイプ
利用可能性ヒューリスティック(繰り返し見聞きすると、その情報は正しいと認識してしまう)
バンドワゴン効果(勝ち馬に乗る、ベストセラーを買う、勝てそうな候補を応援する)
同調圧力

③時間不足タイプ:迅速に判断するため。短絡的。非合理的行動。

④記憶容量不足タイプ:重要な情報を優先的に記憶するための癖。つじつま合わせのために記憶を編集したり過度に一般化したりする。


■みんなからの影響(社会的影響)
社会条件:グループ内の行動が可視化されていると、多くの人にダウンロードされた曲はますますダウンロードされるようになる。
情動感染(感情感染?)喜怒哀楽が人から人へと伝染する。ソーシャルメディア上でも生じる。
道徳的感情も伝わる(道徳観に根ざした感情的な偽ニュースは、似たもの同士のつながりの中を拡散しやすい)
同類性(肥満者は肥満者とつながっている)

以上、教科書第2章まとめ。
以下、重点解説。認知バイアス、うわさ、感情メディア政治。

■認知バイアス(認知科学による)補足

白いチームが何回パスしているか数えてみよう。
注意の容量
目撃者証言の危うさ 正答率14.7%

リスク認知(少ないことは多め、多いことは少なめ)

代表性ヒューリスティック(ステレオタイプ)
確証バイアス(第一印象がいつまでも残る)

認知バイアスを網羅!

■うわさ(あるいは流言・都市伝説)
うわさの量←重要性×曖昧さ
詳しくは以下を参照。

▼第13章 流言論

13-1 非合理的心性のメディアとしての都市空間
クチコミの反乱としてのうわさ
都市伝説と現代民話
現代のうわさ/流言
オルレアンのうわさ
神話もしくは物語の変奏
うわさの法則

13-2 即興的につくられるニュース
うわさについての常識
ニュースの一形式としてのうわさ
うわさとの関わり方
うわさの合理性
増補
うわさ研究入門

消えるヒッチハイカー

チョーキング・ドーベルマン → 都市伝説(都市民俗学)

要約すると
うわさの量〜重要性×曖昧さ
常識では、うわさは「連続的伝達における歪曲」と思われている。
最近の社会学では、「即興的につくられるニュース」(improvised news)としてうわさをとらえている。
タモツ・シブタニの定義によると「あいまいな状況にともに巻き込まれた人々が、自分たちの知識を寄せあつめることによって、その状況についての有意味な解釈を行おうとするコミュニケーション」である。
ここで重要なのは、流言とかうわさというものは〈人びとが環境把握のためにおこなう集合的な解釈の試み〉だということだ。
集合的な「状況の定義づけ」すなわち「人びとが共同しておこなう即興の状況解釈」なのである。

■メディアと感情の政治
カリン・ウォール=ヨルゲンセン『メディアと感情の政治学』より
①感情はメディア政治にとって重要である:政治参加は感情に基づく。メディアの議論は感情を喚起する訴えや言語によって形成される。
②感情と合理性は相互に排他的ではない。
③メディアにおける感情はパフォーマティブである:実行したり構築したりする。
④感情はメディア政治の中に遍在する。他者への共感。
⑤感情的な語りは、真正性と共感を育む。
⑥怒りはきわめて重要な政治的感情である。
⑦愛情は私たちが政治に関与する動機を与える。ファンダム。
⑧感情の広がりは、プラットフォームのアフォーダンスとアーキテクチャによって形成される。ソーシャルメディアのしくみ。
→ポピュリズム