こころとからだのリテラシー(身体文化論)2025前期01シラバス説明
こころとからだのリテラシー(身体文化論)
野村 一夫
■渋谷 2025年度前期 木曜2限 2単位 講義授業
■授業の実施形態:対面型授業
■授業のテーマ
こころとからだのリテラシー
──生命倫理の視点から──
■授業の内容
(1)こころとからだの一体性(心身問題)
(2)こころに関する理論
(3)生命としての身体
(4)生命倫理の諸問題
■到達目標
この授業で紹介した文献を直接読むことができる。
心と体の不調を言語化できる。
他者への配慮を実践できる。
トランプ関税発動!4/9(歴史の転換点)
■授業計画(シラバスを若干修正)
第1回 シラバス説明と知識について
「こころとからだのリテラシー(身体文化論)」
何を扱うか:わたしたちに共通の心と身体のしくみ。生命活動としての自分と他者。
リテラシーとは:しくみを理解して生活(人生)に役立てる能力。
学問分野(ディシプリン):とくに固定せず、あらゆる分野の知見を利用する。人文学・社会科学・自然科学にわたる。とくに心理学(こころ)と生物学(からだ)。ただしそれらの知識も社会的かつ歴史的に構築されてきたものとして説明したい(知識理論)。
1:私たちの生命活動は社会に埋め込まれていること(社会性)
2:私たちの社会は生命活動に埋め込まれていること(生命性)
3:以上の1と2が同時に成り立つこと。メビウスの輪のように。
4:コントロールできることとできないことがある。とくに後者に着目する。感情、無意識、生理現象など。(非統制性)
5:自分のことだけでなく、わたしたち(のこころとからだ)が他者(のこころとからだ)と共存するために必要な倫理を考える。(たとえばセックス)
というような全体のガイダンスをおこなう。ぜひ第1回目から出席してほしい。
1年生が多いと予想されるので私の『ゼミ入門』を使って大学の勉強についても説明する。https://www.socius.jp/p/2014.html
ソキウス https://www.socius.jp(シラバスではsocius.schuleになっているが、わかりやすいドメインに変更した)
第2回 知の理論:知識の枠組みについて考える
第3回 こころ編(1)感情論
感情論(心理学、行動経済学、感情社会学)
感情の一覧表。感情類語辞典。しぐさや表情との関連。
怒り:アンガー・マネジメント。
悲しみ:グリーフ・ワーク。
不満:絶対的不満と相対的不満。準拠集団。
不安、共感、快感(触れる)悪意、攻撃、非難
第4回 こころ編(2)精神分析論
フロイト、ユング、アドラー、フロム
深層心理、超自我
第5回 こころ編(3)精神医学
精神科や心療内科で扱う病気の世界
第6回 こころ編(4)心身問題(心と体の結びつき)
プラセボ
ヒーリング(癒し)
脳腸相関
第7回 こころ編(5)精神・自我・社会
コミュニケーション
社会現象としての自我
役割取得と社会化
第8回 からだ編(1)生命とは何か、身体とは何か、主観とは何か
環世界、実存、主観性、生命の質、クオリア
人体のしくみ、生理学の世界
第9回 からだ編(2)性現象論
生理、生殖、セクシュアリティ
フェミニニティとマスキュリニティ(複数の女らしさと男らしさ)
第10回 からだ編(3)病気と健康
スティグマ
トラウマ(脆弱性、ヴァルネラビリティ)
第11回 からだ編(4)障害
第12回 からだ編(5)社会的身体
あるいは社会への埋め込み
ハビトゥス、模倣、モラルパニック、集合的沸騰、大惨事
ジェンダー、優生学の失敗
第13回 生命倫理編(1)ヘルシズムと死生観
第14回 生命倫理編(2)人間の測りまちがい
グールド
差別
優生学の失敗
■授業計画の説明
講義内容は私の講義用ウェブサイト「エコノリウム」に掲載する。
パワポは使わない。流れを理解できるように詳しく表示する。講義ノートを共有する感じになる。あるいは字幕スーパーとして利用してほしい。
毎回、その日の講義内容に即した応用課題を提示する。課題はMicrosoft365のFormsを使用する。講義ページの末尾に提示したURLをクリックすると問題が提示されるので、そのすぐ下の投稿欄に直接書く。500字以上3000字未満とする。名前の記入は自動。
■授業時間外の学習方法
講義ページをよく復習してFormsに文章を書くこと。
予習はネット検索で言葉を下調べすること。ウィキペディアは細かく編集チェックが入るので総じて信頼できる。悪評は気にしなくて良い。日本版が貧弱な内容だった場合は英語版を自動翻訳で読むといい。そのくらい日常的にできないようでは中高水準にとどまる。
■受講に関するアドバイス
Formsは授業の理解度を確認するためのもので、500字以上あれば、だいたい7点を付けますが、どう書いたらいいかはっきりさせてほしいとの声がありますので、あらかじめ公開しておきます。細かいことが気になる方はどうぞ。
ポイント1:指定した素材をちゃんと理解しているか。(指定素材を読んでいない見ていないと判断した投稿は0点にします。内容をまとめてパスしてないということを表現して下さい)
ポイント2:その日の講義内容と関連付けているか。(授業をパスして書いたと判断した投稿は0点にします。要点をまとめてパスしてないということを表現して下さい)
ポイント3:自分で思考しているか。(いったん自分の頭で考えることが大事です。これがないと学びにはなりません。なので文体については「私」を主語にして「ですます調」でラジオトークするように書いて下さい。)
ポイント4:限定公開できる内容か。(ウェブで共有します)
なお「確認メールを受け取る」をチェックしてから投稿して下さい。これで確認メールが届いていたら投稿成功です。
名前を書く必要はありません。
■うまく行かない人の対処法はこれだけ。
スマホで直行リンクが使えない人は?
✅️Outlookアプリをインストールして、自分のアカウントを登録してありますか?
✅️おそらくキャッシュが1杯なのでスマホを再起動してキャッシュを削除して下さい。
締切以前であれば何度でも投稿できます。練習して完璧に投稿できるようにしておいて下さい。
※第1回から第14回までの授業は、学年暦に従って行います。
また、代替授業は、学年暦で決められた14回の授業に加えて、1回分の授業を遠隔授業や授業中に課される課題研究などで行います。
■成績評価の方法・基準
評価方法 割合 評価基準
平常点
100%
毎回MicrosoftFormsに投稿すること。
1回につき7点。15回分で105点。
講義内容を利用していること、自分で書いた文章であることが条件。講義内容以上のことは求めない。授業に正しく参加していることを確認するため。
講義内容をまとめたり考えたりしていることを評価する。それをパスしていると判断したときは加点しない。7点か0点。
毎回のFormsへのリンクは毎回の講義ページの末尾に掲示する。
OutlookでKEANのアカウントにアクセスした端末であればFormsに入れる。
それでも入れないときは再起動すればよい。
力作は2倍返しする。14点。部分点は付けない。
締切は毎週火曜午後11時30分。
Forms課題の末尾にあるチェックを入れると、入力した内容がKEANのアカウントにメールされる。それで投稿できたかを確認できる。
出席点では評価しないので、欠席理由をいちいち報告する必要はない。
■注意事項
スマホの場合、Outlookで大学のメールが使える状態であれば365Formsに投稿できる。365は大学公式のプラットフォームなので、みなさんの名前とアカウントはあらかじめ登録されている。
受講者の投稿は本文のみを次回授業で共有する。名前は削除してあるが、共有するのは全員の全文である。自分の投稿は自分だけが認識できるので、他の受講者の投稿と比較してほしい。横並びで安心するのでなく、優秀な投稿に学んでほしい。それができるかどうかで学びの大きな差が生じる。
■実務経験に関する記載
学際的共同研究の成果として『健康論の誘惑』(文化書房博文社)『文化現象としての癒し』(メディカ)『健康ブームを読み解く』(青弓社)などがある。日本保健医療行動科学会会員。
■教科書・参考文献等
教科書
なし。エコノリウム(https://www.econorium.com)に即して進める。
もし「エコノリウム」で検索して出てこなかったら「ソキウス」で検索して野村一夫のプロフィールのリンクを使って下さい。
ここまでシラバス説明。
