情報倫理とセキュリティ2021後期12快感回路(あるいは報酬系と依存症ビジネスの倫理問題)

前回の授業動画のアップを失念していたようです。ご指摘ありがとうございました。これで2度目です。多くの人が動画なしで投稿されていたということなので、なかなかに厳しい現実を突きつけられた気がします。ケースマには通知機能がないので気づかないまま締切を迎えてしまうので、何かあったらメールでお願いします。メールは毎日チェックしています。R707FF@kokugakuin.ac.jp
Forms11については来週21日の午後11時30分締切で再募集します。Forms12と同じ締切です。出し直してもよし、そのままでもよしとしますが、授業動画の説明はぜひ視聴して下さい。

Forms11信頼と裏切りの社会(同じFormsです)


Twitterのひと手間。
LINEを見ながら寝落ち。

フェイスブックはなぜ内部告発されるのか?

嗜癖・中毒・ED・破産
子どもへの悪影響だけか、いや大人にも。

リンデン『快感回路:なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか』河出文庫。








情報技術においてゲーム性とは何か。
物質依存から行動依存へ。行動嗜癖(しへき)。
スクリーン漬け。スマートフォンは何を奪っているか。ノモフォビア(ノーモバイル恐怖症)。
嗜癖とは、害があり、それなしでいることが難しくなった体験に、みずから強く執着すること。強迫観念と強迫行為とはちがう。嗜癖は正の強化(報酬)があるが、強迫○○は負の強化(不快感を取り除く)がある。
物質への依存:アルコール、ニコチン、睡眠薬、その他薬物。
行動への依存:ギャンブル、恋愛、セックス、買い物、インターネット、運動、仕事。

人を依存症にする新しいテクニック

(1)目標(という呪い)目標追求という言葉は1950年から急増する。目標文化の拡大。メールチェック。LINEチェック。フィットビット。ランニング熱。目標追求があなたを慢性的な敗北状態にする。トレーダーはいくら稼いでも幸せを感じない(破産するまで続ける)。

(2)フィードバック。確実な報酬より予測不能な(確実性のない)フィードバックを好む。「いいね!」ボタンのマジック。評価。リツイートとシェア。デジタルドラッグ? スロットマシン、日本ではパチンコ、パチスロ。見たいものしか見れない人間に「胴元」(プラットフォーム)がつけ込む。

(3)進歩の実感。「スーパーマリオブラザーズ」最初の数分間で「遊び方を教える」と「何も教えられていない(自分の力で学んでいる)という感覚を味わわせる」フックで釣られる。「あと1回、あと1回」と課金を迫るオークション。仕組まれたビギナーズ・ラック。

(4)難易度のエスカレート。テトリス。ロシアから任天堂経由で世界に。上達するとレベルが上がって心地いいフック。ヴィゴツキーの最近接発達領域。ちょうどいい学習目標。チクセントミハイの「フロー」と「ゾーン」。ルディック・ループ(難易度のエスカレートがフローに貢献する。必要な試練と適度な試練。)。過労死。停止規則が作動しなくなる。

(5)クリフハンガー。Netflix。ツァイガルニク効果。人間は完了した体験より完了していない体験の方に強く心を奪われる。未解決番組中毒。ネット動画自動再生。観ないという選択ができない。ビンジ・ウォッチングという依存症(シリーズを全部一気に観てしまう)。

(6)社会的相互作用。インスタが刺激する他人との比較。他人からどう見られているかが気になって仕方ない。社会的承認を受ける。仲間はずれではない。ゲームの魅力は没入感と達成感と社会的要素。ゲーム内での友情。

本日の授業動画



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