コミュニケーションとは何か
Introduction動画1:38 What is communication?
基本的な考え方
G・H・ミードのコミュニケーション論によると、コミュニケーションとは情報のキャッチボールではなく、身ぶりの交わしあいという相互作用である。
コミュニケーションの階層構造と偶発性からスタートしないとメディアを巡る問題性が見えない。
コミュニケーションは相互作用である
共通の言葉は必要ない。
その場に居合わせた個体がお互いの身ぶりに反応し合うこと。
ノンヴァーバルな身ぶり、あるいは正直シグナル
動画2:00 身ぶりの意味はけっこうちがう
動画 矛盾したメッセージの事例
コミュニケーションは情報伝達ではない。
社会的役割というメディア
無視と沈黙
相互作用では相手の反応しだいでどこにでも転がるので偶発性が高い
パターンA
「ところで昨夜どこ行ってたの?」質問に特に意味なし
▶「ずっと家でテレビ見てたよ」
「今は飲みにも行けないしね」
パターンB
「ところで昨夜どこ行ってたの?」質問に特に意味なし
▶「そんなの、どうでもいいでしょ!」聞かれたくないので怒る
「え〜、なんで?」不信感
コミュニケーションの階層構造
コミュニケーションの複数レイヤーの同時進行をマルチモダールと呼ぶ。これが階層構造。
1 身ぶりを媒介にした相互作用
2 話しことばを媒介にした相互作用
3 文字を媒介にした相互作用
4 メディア技術を媒介にした相互作用
イメージ的には
うんちく
1がまずあって、その上に2が乗って、その上に3が乗って4が乗る。
1がまずあって、その上に2が乗って、その上に3が乗って4が乗る。
思い出した! バベルの塔
メディア・コミュニケーション
主導権はどこにある?
エンコーディングとデコーディング
限定メディアとマルチメディア
メディアの身ぶり、すなわち視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚
チャットタイム
お題
「何度言ったらわかってくれるの!」というシーンで生じていること。
メディア史


メディア史を3分で復習しよう!
動画1:48 コミュニケーションの短い歴史
1 身ぶり会話
はじめに身ぶりありき。
2 話し言葉
声 言葉
画像 ラスコーの洞窟壁画
3 文字
文字の時代
5000言語、このうち書き言葉をもつのは650言語
シュメール人の楔形文字
エジプトのヒエログリフ
中国の漢字
ギリシャ 24文字の音声アルファベット
貨幣というメディア
4 印刷
活版印刷 グーテンベルク聖書1454 ユーザーとしてのルター1517
大衆読者の誕生
新聞
写真の発明1838
グラフ雑誌5
郵便 万国郵便連合1875
5 テレコミュニケーション(電信、電話、無線、ラジオ、テレビ)
19世紀後半
ラジオ1920→マスメディアの時代
6 デジタル、コンピュータ、ネットワーク

こんな分厚い本は読んでいられないので、今日はYouTubeで概観しよう。
英語動画の場合、自動字幕を設定する。英語はかなり正確に字幕が出る。動画によっては自動翻訳が設定できるので日本語翻訳に設定する。聴き取れないときは0.5倍速で、たるいときは1.5倍速にする。
動画1:55 コミュニケーションの進化
動画2:03 グーテンベルクの印刷機
動画6:50 最初のラジオ局(飛ばして)
動画3:57 テレビ誕生
動画9:30 テレビの進化(2倍速)
要点
(1)情報メディア問題を考えるときに重要なのはコミュニケーションの事実に着目することだ。情報ではない。
(2)コミュニケーションは同時にいくつものレイヤーで生じている。
(3)コミュニケーションの事実は、送り手の理想ではなく受け手の反応によって決まる。
本日のビデオ
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