情報倫理とセキュリティ2020後期07ポストトゥルース時代のジャーナリズム

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ポストトゥルース時代のジャーナリズム

情報倫理とセキュリティ第7回は「ポストトゥルース時代のジャーナリズム」です。ニュースの送信者が多様化し、ジャーナリズムの原理原則もあってなきがごとく。何がフェイクで何が事実なのか。ジャーナリズムが事実性を担保する仕方はどのようなものなのか。現代におけるニュースはどうあるべきか。

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Post-Truth:真実がどうでもよくなった時代

報道への疑問+ネット世論

松林薫『「ポスト真実」時代のネットニュースの読み方』晶文社、2017年。

フェイクニュース2016:イギリス国民投票とアメリカのトランプ

メディアの価値48-
1 娯楽・暇つぶしの提供
2 共通の話題の提供
3 意思決定に必要な情報の提供
4 多様な意見の紹介・議論の場の提供
5 アジェンダセッティング(議題設定)
6 教養・学習・実用情報の提供
7 歴史の記録

訂正を前提としたメディア:速報性

メディアの制約条件
1 取材の限界:リソースの投入、物理的距離
2 時間の限界:締切
3 字数の限界
4 読者の限界:読者のニーズ
5 収益の限界:ビジネスモデル

メディアの生態系:序列ではなく


ジャーナリズムの原則と実践(プロ向け)

ビル・コヴァッチ+トム・ローゼンスティール『ジャーナリズムの原則』日本経済評論社、2002年。

目的:市民の自由と自治に必要な情報の提供

真実、市民、検証、独立、権力監視、代弁、公開討論の場、均衡、良心


ジャーナリズムの道徳的ジレンマ

畑仲哲雄『ジャーナリズムの道徳的ジレンマ』勁草書房、2018年。

人名と報道
報道被害
取材相手との約束
取材者の立場と属性
プロ意識と市民意識


疑いながら物事を知る方法

ビル・コヴァッチ+トム・ローゼンスティール『インテリジェンス・ジャーナリズム』ミネルヴァ書房、2015年。

1 私が読んだり見たりしているのは、どんなコンテンツなのか。
2 情報は完全に揃っているか。もしそうでなければ、何が欠けているのか。
3 情報源は誰であり何なのか。その情報源が信用に足るという根拠は何か。
4 どのようなエビデンス(証拠)が示されているか。それらは、いかに検証がなされたか。
5 もし考えられるとしたら、別の説明や、他の理解のしかたとはどんなものになるのか。
6 自分は本当に必要な情報を得ているのか。


ハンス・ロスリング『ファクトフルネス』日経BP社、2019年。

アカウンタビリティ、穴埋め材料、イエロージャーナリズム、追いかけ記事、オフレコ、記事広告、ゲートキーパー、自己検閲、ステレオタイプ、番犬ジャーナリズム、反論権、報道協定、メディアスクラム、モラルパニック


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