2020-10-07

情報倫理とセキュリティ2020後期03知的財産権はどのようにないがしろにされるか

前回の続き

タルド『模倣の法則』を読む。

「社会状態とは、催眠状態と同じく、夢の一形式にすぎない。すなわち、それは強制された夢であり、行動している夢である」(p.126)要するに「社会とは模倣であり、模倣とは一種の催眠状態である。」(p.138)
 →まさにマトリックスの世界観!

発明と模倣。差異と反復。これが社会のダイナミズム。

ジンメルの流行論

流行とは差異化と同化の循環である。

藤本貴之『パクリの技法』

事例満載でとてもおもしろい。考え方も同感である。著者による記事がネットで読める。→「パクリ」が許される作品と許されない作品の差 インスパイアやオマージュもパクリなのか。」

ローレンス・レッシグ『REMIX:ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方』翔泳社。2010年。

商業経済と共有経済のハイブリッド経済
イノベーターではなく、イミテーターになろう。
任天堂 アタリが1975年に発売した家庭用ゲーム機「ポン」を模倣してファミコンを発売。
Microsoftはネットスケープ・ナヴィゲーターを模倣してインターネット・エクスプローラを作ってWindowsに無料でバンドルした。
ディズニーは先行するアニメ会社を模倣するだけでなく、その欠点を分析して、万人に指示されるアニメ映画を作った。悲劇をハッピーエンドにしてしまう。
模倣者は複数のモデルを模倣する。改善に集中できる。失敗に学ぶ。Appleはゼロックスのアルトを模倣してMacintoshを作った。それをMicrosoftが模倣してWindowsになる。
イノベーションとイミテーションを融合する→イモベーション

イモベーションを成功させるための10カ条

1 車輪の再発明はするな
2 模倣を熱狂に変えろ
3 類人猿に倣え
4 すぐに頭に浮かぶものを集めるな
5 物事の脈略を読み取れ
6 ピースを正しく合わせろ
7 タイミングがすべてではないと心得よ
8 より高い価値の高い新製品を作れ
9 攻撃して防御せよ
10イノベートして、イミテートして、イモベートせよ。

シェンカー『コピーキャット』第5章「模倣の能力とプロセス」

昨年度のForms:これを参考にして何か新しいプロジェクトを社内に立ち上げるプランを作成して下さい。起業でもいいです。業種はなんでもけっこうです。夢ふくらませて下さい。

模倣できないのはなぜか
模倣と創造力の密接な関係
企画力
対象を選択できないということ #econorium

情報倫理とセキュリティ第3回は「知的財産権はどのようにないがしろにされるか」基本的な考え方と最近の動向を踏まえた上で、一方でアンチコモンズ化による自由市場の不全、他方でコモンズ化や海賊行為による権利の侵害について学びます。もちろん、どのような解決法がありうるかについても考えます。



知的財産権とは何か

著作権情報センター

著作隣接権

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パクリ経済・対・知的財産権

金銭的インセンティブ論から市場秩序維持機能へ


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グリッドロック経済(アンチコモンズの悲劇)
マイケル・ヘラー

ハーディン「共有地の悲劇」共有地=コモンズ

解決としての規制と私有化しかし

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多すぎる所有者「要するに、大きくまとまったら最適な利用ができるものを、人々がこわけにして所有したら何が起こるか」ヘラー309

QRコードの特許戦略

(デンソーウェーブ)クイックレスポンスとオープン戦略

QRコード開発

QRコードソリューション

→高度な読み取り技術をクローズ化して収益源とする

図書館と海賊行為

創造性はどのようにないがしろにされるか


ローレンス・レッシグ「コード」論

パブリックドメイン





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