メディア2020前期06デジタルストーリーテリング

前回のForms

デジタルストーリーテリング
すなわち、デジタルメディアで物語を語ること。

情報メディア問題の第6回は「トランスメディアとしての物語」多くの伝承的知識が物語という形式に整えられてきたのは、物語という情報デザインに魅力があるから。その魅力と技術についてナラトロジー(物語論)に基づいて考える。物語を主軸にしたトランスメディアは今や強力な市場を構築している。
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トランスメディアの考え方
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すべてのスタートは物語
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スターウォーズ・サーガ

ジョーゼフ・キャンベルの神話学
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英雄の旅
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トランスメディアの構成要素
物語
オーディエンス
ビジネスモデル
実行
プラットフォーム
体験
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1 トランスメディア・ストーリーテリング
物語の宇宙を多彩なメディアコンテンツとして構築する。
エンコーディング局面。
アクティブなクリエイター主導。
企画と生産。
意図的に創造される物語の諸要素。

2 トランスメディア・マーケティング
多彩なメディアコンテンツとして展開された物語の市場を構築する。
デコーディング局面。
アクティブなオーディエンス主導。
参加と消費。
自生的に増殖する物語の諸要素。

トランスメディアの構成要素(2)野村ゼミ版分析枠組み
トランスメディアとは、マルチプラットフォーム上で展開されるストーリーテリングであり、その物語宇宙に対する多様な理解に基づいてオーディエンスが能動的にメディア体験できる市場環境を構築することである。
トランメディアを分析したり企画したりするときには、次の3点の構造を精査する必要がある。
1 トランスメディア・ストーリーテリング
物語の宇宙を多彩なメディアコンテンツとして構築する。
エンコーディング局面。
アクティブなクリエイター主導。
企画と生産。
・世界構築(グラフィックス、地図、物理的人工物)
・キャラクター化
・バックストーリーと説明
・オーディエンスの参加(インタラクティブなプラットフォーム、ユーザー生成コンテンツ)
意図的に創造される物語の諸要素。
・キャラクターたち(登場人物、人でないものも多い)
・闘争と葛藤
・プロット(闘争や葛藤はクライマックスでどのように解決されるか)
・モード(色彩、対比、音楽、ペース)
・テーマ(その物語が本当は何について語っているか。家族愛、知性の力、対話、越えられない溝の存在など)
物語内のタイムライン
2 トランスメディア・プラットフォーム
・映画
・印刷物
・テレビ
・ラジオ
・ゲーム
・デジタルメディア(ウェブ、ブログ、ソーシャルメディア)
・体験メディア(劇場、コンサート、展覧会、実演、イベント、テーマパーク、おもちゃ)
・プラットフォームの関連(重複か相互補完か)
3 トランスメディア・マーケティング
多彩なメディアコンテンツとして展開された物語の市場を構築する。
デコーディング局面。
アクティブなオーディエンス主導。
参加と消費。
自生的に増殖する物語の諸要素。
・生産物
・価格
・場所
・プロモーション
リアル社会でのタイムライン
4 以上3点を吟味した上での評価
・強さと弱さ
・必要とした時間
・オーディエンスの利用と満足
・ブランドの力
・社会的影響



本日のFormsは上記の分析枠組みを使ってみる。

付録 今週の1冊 岸見一郎『アドラー 人生を生き抜く心理学』NHKブックス、2010年。1000円。第6章「神経症的ライフスタイルからの脱却」までだけでも。100分で名著 オンデマンド